【水彩紙の水貼り(水張り)の仕方】Tじいの知恵袋

    2012/ 04/ 15
                     
    ≪失敗しないで水張りをする方法≫
    水をたっぷり使う水彩画では紙が水を吸って波打ち、とても描きづらくなります。
    水張りをした水彩紙で描く気持ちよさをぜひ皆さんも体験してみてください。
    水張り手順1-用意するもの

    1)用意するもの
      ●シナベニヤ(ホームセンター売っている4mm厚)
       サイズは号数のサイズより2cmくらい大きい目に切ってもらう。
       講座では6号か4号用を使用
        画材店の木製パネルでも可
      ●水張り用テープ(画材店 幅25mm 白がオススメ 350円)
      ●刷毛(画材店  幅40mm 400円くらいのもの)
      ●手拭きタオル
      ●水を入れる容器(紙に含ませるきれいな水を入れるため)
      ●はさみ(テープを切る)
     ~水がこぼれてもよいテーブルの上を作業台に~

    水張り手順2-画用紙の水引き

    2)透明水彩紙の水引き
      ●水彩紙の裏面を上にして作業台に置き、刷毛またはタオルに水を含ませて上から濡らしていく。
       紙全体をまんべんなくピタピタになるまでぬらし、時折点検して濡れを平均化し
       紙が波打って来るまで5分ほど待つ。  
    ※濡らす時間は5分ほどでもほぼ着彩に支障ないくらいに浸透はしている。(ならざき講師談)
    水彩紙の種類や重さによってそれ以上時間をおいて含ませたい方は乾かないように注意してください。
    水張り手順3-テープの切り出し

    3)テープの切り出し(水を含ませている間の作業)
      ●水彩紙の長辺・短辺より少し長めに2本ずつ切っておく。

    水張り手順5-画用紙の貼り込み

    4)水彩紙の張り込み(水の含ませが完了したあと)
      ●作業台に乾いたシナベニヤを置く。
      ●水を含んだ水彩紙を表面を上にして板の中央に置き、紙の上から
       手で中央から押し慣らすようにして板に密着させる。

    水張り手順6-テープの水引

    水張り手順7-テープの貼り付け

    5)テープの貼り付け
      ●長辺のテープの糊面(光っている面)の端を指でもち濡れた刷毛でテープを濡らす。
       (図のように刷毛を固定しテープを引いて水を引くとやりやすい)
      ●濡らしたテープは直ぐに水彩紙のテープ貼り代線に従い図の要領で板に貼り付けて
        指でテープを強く押しつけて板に密着させておく。
        
        この作業を下上長辺・左右短辺の順に貼り付ける。紙も常に板に伸ばし押しつける。
        できた時、紙が波打っていても大丈夫です。
        乾燥していけば紙は張ってきます。
        完了したら板を立てて一晩おくと【完成】。
        
        時間がたって紙の表面がピンと伸びていれば下描きは可能。
        但し着彩はしっかり乾いてからにしましょう。
        急ぐ時はドライヤーで乾燥も可能です。

    【水張りの失敗例】
      ●板
        ラワン材は安いが色移りする。
        継ぎ目のあるシナベニヤでは数回使うと水でしなってくるので
        購入する時に注意が必要。
      ●水彩紙の水引き
        --描いた時にぶよぶよ波打つ--
    均一に水を含んでいなかった可能性がある。
        濡らしている間は電話やテレビに気を取られず、
        乾いてきたらしっかり濡らしましょう。
      ●テープの水引き
        刷毛の水がジャブジャブ多過ぎると貼り付け時にテープが滑りやすい。
        刷毛を容器の縁で軽くしごいて付けると丁度良い水加減になる。
        --テープがくるくる巻いてうまく濡らせずに絡まってしまう--
        切り出したテープは、机の端などでしごいて巻癖を取り、
        長辺・短辺別に置いておく。
         (水張りの一工夫を参照)
      ●テープ貼り
        --歪んで貼ってしまう--
        事前に水彩紙にのりしろ分5-8mmの線を引いて印をつけておくとよい。

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    上記の方法以外に水彩紙を水槽に全部浸して水をふくませたり、紙をパネルにおり込んで貼りつける方法などもあります。
    ここでは一番簡単にどこでもできる方法を述べています。
    水の含み時間も紙の種類や室温でも厳密には違ってきますので、大体の目安としてご理解ください。
    (たぶん5分くらいしかやっていない方も多いかもしれませんが・・(笑))

    面倒そう・・なんて思っておられる方、だまされたと思って1度やってみてください。
    ピンと張った紙で描く気持ちよさをぜひ味わってみてもらいたいですね。

    (神戸のTじい)

    ---付録---
    ★作品が描けたら?★ 
    カッターナイフで周りを切って水彩紙を板から切り取ります。
    板に残ったテープは手ではがせる分ははがして、後は板のテープの部分を水につけておくと
    テープが水を含みはがれやすくなります。
    そぎ落とすのはコテを使うとやりやすいです。


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